バイナリーオプションをリスクヘッジに活用する具体的な例を紹介しましょう。
FXで「ドル/円」の通貨ぺアを選択し、1ドル80.000円前後でスキャルピング取引を行ったとします。
1回あたりの取引金額は1万ドル。ドル/円相場が1銭動けば、100円の利益が棟げるという状況です。
相場が79.800円まで下がったところで買い注文(新規注文)、80.200円まで上がったら売り注文(決済注文)を入れて4000円の利益(値幅40銭)を確定。
逆に80.200円まで上がったら売りの新規注文、79.800円まで下がったら買いの決済注文を入れて同じく4000円の利益、これを何度も繰り返
します。相場があまり動かないときは、非常に小さな値幅で価格が上下動を繰り返すので、こうした戦略が有効なのです。
しかし、時間経過とともに相場が79.800~80.200円の値幅を抜けて大きく下落、または大きく上昇する可能性もあります。
そんなときに備えて、79.800円未満と80.200円超で払い戻しが確定するバイナリーオプションのチケットを購入。
仮にそれぞれ50円のチケットを10ロットずつ購入すれば、“保険料"は合計で1000円。
どちらかの投資条件が達成すれば1万円が受け取れるので、利益差し引き9000円となり、FXの損失をある程度まで穴埋めすることが、できるといえます。
リスクヘッジ
経済指標の発表時
予想どおりに値が動かなかったときに備える経済指標の発表時は、相場が大きく動きやすくなるチャンスです。
値が動くときはFXのほうが有利ですが、万が一、値動きが予想に反することを想定して、パイナリーオプションでリスクヘッジしておくのも賢明な策です。
たとえば、欧州の債務問題が悪化してEUの経済指標が燦々たる結果になり、「ユーロ/円」が下がると予想した場合を例に挙げてみましょう。
1ユーロ105.000円のときにFXで1万ユーロの売り注文(新規注文)を出しました。
予想どおりユーロが急落した後で買い戻せば大きな利益が期待できます。
しかし、予想に反することも想定して、念のためバイナリーオプションで1ユーロ105.300円を超えたら払戻金が受け取れるチケットを50円で10ロット購入します。
予想どおり指標に悪い結果が出て1ユーロ104.500円になったとすると、FXの利益は5000円(値幅50銭)。
バイナリーオプションのチケット価格500円を差し引いても4500円の利益です。
また、予想、に反して105.500円に上がった場合でも、払戻分からチケット価格を差し引いた9500円が、受け取れるので、FXによる損失5000円を十分にカバーできます。
ただし、価格が目標レートの105.300円に届かなかった場合は、バイナリーオプシヨン、FXともに損失となってしまいます。
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